「Researchmap利用者マニュアル/研究者用/登録、更新/外部システムからのデータ取り込み/ORCIDからの自動取り込み」の版間の差分

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<big>ORCIDからの自動取り込みでは、取り込んだ業績の業績種別は「論文」として、登録されます。</big><br>
<big>ORCIDからの自動取り込みでは、取り込んだ業績の業績種別は「論文」として、登録されます。</big><br>
<big>ただし、既に「MISC」に同じ業績が登録されている場合は、「MISC」の情報を更新することもあります。</big><br><br>
<big>ただし、既に「MISC」に同じ業績が登録されている場合は、「MISC」の情報を更新することもあります。</big><br><br>
<big>エフォート率が最も高い所属が主所属となり、当該機関の機関事務担当者が管理権限を行使することができます。</big><br><br>
<big>ORCIDから取り込んだ論文データと同じ論文がresearchmapに既に登録されている場合は、既登録情報を更新します。</big><br>
<big>更新の方法は「ORCID情報の活用」画面で「ORCIDから取得した情報を信頼し、本人が登録した内容の不備の修正を許可する」(ORCIDの情報優先)または、「本人が登録した内容を優先し、ORCIDの情報で修正はさせない。不足している情報の補完だけ許可する」(本人の情報優先)を設定できます。
</big><br><br>


<big>'''学位'''</big><br>
<big>'''2.対象業績'''</big><br>
<big>自身が取得している学位と、その授与機関、取得年月を登録することができます。</big><br>
<big>ORCIDで業績データの公開範囲がEveryone(誰でも)である業績( Works(仕事))</big><br><br>
<big>複数登録することができます。</big><br>
<big>ORCIDで業績データの公開範囲には、Everyone(誰でも)、Trusted parties(トラステッド・パーティへ公開)、Only me(私だけ)の3種があります。また業績には、Works(仕事)、Employment(雇用)、Education and qualifications(教育と資格)等、複数の種類があります。自動取り込みの対象となるのは、そのうち公開範囲が、 Everyone(誰でも)であり、かつ業績が、 Works(仕事)である業績のみです。「 Only me(私だけ)」「 Trusted parties(トラステッド・パーティへ公開)」である業績や「 Works(仕事) 」以外の業績は対象外です。</big><br><br>
 
<big>'''3.公開範囲が「 Trusted parties(トラステッド・パーティへ公開)」である業績をresearchmapに取り込む方法'''</big><br>
<big>マイポータルにログインし、「外部システムからのデータ取り込み」で、ORCIDを選択して、「トラステッド・パーティ公開情報を含む」にチェックを入れて該当業績を検索し、検索結果から取り込みます。</big><br><br>
 
<big>'''4.注意点'''</big><br>
<big>ORCID自動取り込み設定後、初回の自動取り込みが行われます(数日かかることがあります)。</big><br>
<big>それ以降は、ORCIDの情報が更新された際、researchmapへの取り込みが行われます。</big><br><br>
<big>自動取得の結果は、マイポータル上部に、業績の追加・更新として通知されます。AIや所属機関からの追加・更新と同じように、本人によって承認・却下(前の状態に戻す)することができます。</big><br><br><br>
 
==='''● ORCIDからの自動取り込み設定手順''' ===
<br>
<big>ORCID から自動で論文データ(自動取り込み時は論文対応)を取り込むには、先にORCIDとresearchmapのアカウントを連携しておく必要があります。</big><br>
<big>ORCIDとresearchmapのアカウントの連携方法については、[[Researchmap利用者マニュアル/研究者用/登録、更新/外部システムからのデータ取り込み|ORCIDとアカウント連携する]]をご覧ください。</big><br><br>
<big>ORCIDからの自動取り込みを開始するには、「ORCID情報の活用」画面で設定する必要があります。</big><br><br>
<big>ORCIDと未連携の場合は連携直後、連携済みの場合はORCID自動取り込みの設定を行うまで、ログイン直後に毎回、「ORCID情報の活用」画面が表示されますので、ここで設定を行います(設定パターンA)。</big><br><br>
<big>ログイン直後に表示された「ORCID情報の活用」画面で設定せず、スキップしても、以下の2つの設定パターン(設定パターンB、設定パターンC)で表示させることができます。</big><br><br>
<big>・設定パターンA:ORCIDと未連携の場合は連携直後、</big><br>
<big>           連携済みの場合はORCID自動取り込みの設定を行うまで、ログイン直後に毎回表示される</big><br>
<big>・設定パターンB:基本項目編集画面経由</big><br>
<big>・設定パターンC:権限設定画面経由</big><br><br>
<big>設定パターンにかかわらず、 「ORCID情報の活用」画面で、「自動でORCIDの論文情報を取り込む」を選択後、しばらく経つと自動取り込みが開始されます(数日かかることがあります) 。</big><br><br><br>




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==='''● 所属を追加する'''===
==='''● 設定パターンA: ORCIDと未連携の場合は連携直後、連携済みの場合はORCID自動取り込みの設定を行うまで、ログイン直後に毎回表示される設定パターン'''===
<br>
<br>
<table class="photobox2">
<table class="photobox2">
<tr>
<tr>
<th>[[ファイル:所属・学位を変更する1.jpg|左|link=]]</th>
<th>[[ファイル:1ORCID自動取り込み.png|左]]</th>
<td><big>&#10102; researchmapに[[Researchmap利用者マニュアル/研究者用/ログイン/ログインとログアウト|ログイン]]後、基本情報の「編集」を押します。</big></td>
<td><big>ORCIDと未連携の場合は連携直後、連携済みの場合はログイン時に、左のような「ORCID情報の活用」画面が表示されます。</big><br><br>
</tr>
<big>&#10102;「自動でORCIDの論文情報を取り込む」にチェックします。</big><br><br>
<big>&#10103;「ORCIDの論文情報を自動で反映する」か、「反映する前に本人が確認する」か選択します。</big><br><br>
<big>&#10104;「ORCIDの情報を信頼し、本人が登録した内容の不備(タイポ等)の修正を許可する」か、「本人が登録した内容を優先し、ORCIDの情報で修正はさせない、不足している情報の補完だけを許可する」か選択します。</big><br><br>
<big>&#10105;「決定」をクリックします。</big><br><br>
<big>これで、ORCIDからの自動取り込みの設定が完了しました。</big><br><br>
</td></tr>
</table>
</table>


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==='''● 設定パターンB:基本項目編集画面経由で表示される設定パターン'''===
<br>
<table class="photobox2">
<table class="photobox2">
<tr>
<tr>
<th>[[ファイル:所属・学位を変更する2.jpg|左|link=]]</th>
<th>[[ファイル:2ORCID自動取り込み.png|左]]</th>
<td><big>&#10103;「所属・学位」のタブをクリックします。</big><br><br>
<td><big>[[Researchmap利用者マニュアル/研究者用/マイポータル/マイポータルとは|マイポータルにアクセスします。]]</big><br><br>
<big>&#10104; 所属・学位の登録タブの中に、さらに「日本語」と「英語」のタブがあります。「日本語」タブと「英語」タブ双方に入力して「決定」をクリックしてください。</big><br>
<big>&#10102;「編集」をクリックします。</big></td>
<big>'''※英語タブが未入力の場合、英語表示画面では「日本語」タブに登録した情報が表示されます。'''</big></td>
</tr>
</tr>
</table>
</table>
38行目: 68行目:
<table class="photobox2">
<table class="photobox2">
<tr>
<tr>
<th>[[ファイル:所属・学位を変更する3.jpg|左|link=]]</th>
<th>[[ファイル:3ORCID自動取り込み.png|左]]</th>
<td><big>&#10105; 所属情報を入力します。</big><br><br>
<td><big>基本項目編集画面が表示されます。</big><br><br>
*<big>「所属区分」「職階」は必須登録項目です。</big><br><br>
<big>&#10103; 画面下までスクロールし、「研究者番号、ORCID ID等のID項目」のタブをクリックします。</big><br><br>
*<big>複数の所属情報を追加する際には、所属ごとにエフォート率の登録ができます。エフォート率は、合計100%以下になるようにしてください。エフォート率が入力されない場合は、最初に表示される研究機関が主所属となります。</big><br><br>
</td>
*<big>「所属・部署・職名の情報を自動的に「経歴」に反映する。」にチェックをいれると、機関事務担当者による「[[Researchmap利用者マニュアル/機関担当者用/登録、更新/基本情報/転入・転出|転入・転出]]」処理時に、この所属情報が「経歴」へ自動的に反映されます。</big></td>
</tr>
</tr>
</table>
</table>
<br>




<table class="photobox2">
<table class="photobox2">
<tr>
<tr>
<th>[[ファイル:所属・学位を変更する4.jpg|左|link=]]</th>
<th>[[ファイル:4ORCID自動取り込み.png|左]]</th>
<td><big>&#10106; 複数の所属情報を追加する場合は、「所属を追加」をクリックします。</big></td>
<td><big>研究者番号、ORCID ID等のID項目画面が表示されます。</big><br><br>
<big>&#10104;「ORCID自動取得を設定する」をクリックします。</big><br><br><br><br><br><br><br><br>
<big>「ORCID情報の活用」画面が表示されますので、設定パターンAの&#10102;~&#10105;の手順で設定を行います。</big><br><br>
</td>
</tr>
</tr>
</table>
</table>
 
<br>
 
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==='''● 設定パターンC:権限設定画面経由で表示される設定パターン'''===
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<table class="photobox2">
<table class="photobox2">
<tr>
<tr>
<th>[[ファイル:所属・学位を変更する5.jpg|左|link=]]</th>
<th>[[ファイル:5ORCID自動取り込み.png|左]]</th>
<td>
<td><big>[[Researchmap利用者マニュアル/研究者用/マイポータル/マイポータルとは|マイポータルにアクセスします。]]</big><br><br>
<big>&#10107; 複数の所属情報を追加する際には、「この機関に対して、登録した公開情報の一括ダウンロードを許可する」にチェックボックスが表示されます。</big><br><br>
<big>&#10102;「設定」をクリックします。</big></td>
<big>&#10108;「決定」をクリックすると所属情報が更新されます。</big></td>
</tr>
</tr>
</table>
</table>
<br>
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==='''● 学位を追加する'''===
 
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<table class="photobox2">
<table class="photobox2">
<tr>
<tr>
<th>[[ファイル:所属・学位を変更する6.jpg|左|link=]]</th>
<th>[[ファイル:6ORCID自動取り込み.png|左]]</th>
<td><big>&#10102;「学位を追加」をクリックします。</big></td>
<td><big>アカウント設定画面が表示されます。</big><br><br>
<big>&#10103; 「権限設定」をクリックします。</big><br><br>
</td>
</tr>
</tr>
</table>
</table>
<br>




<table class="photobox2">
<table class="photobox2">
<tr>
<tr>
<th>[[ファイル:所属・学位を変更する7.jpg|左|link=]]</th>
<th>[[ファイル:7ORCID自動取り込み.png|左]]</th>
<td><big>&#10103; 学位情報を入力します。</big><br><br>
<td><big>権限設定画面が表示されます。</big><br><br>
<big>&#10104; 複数の学位を登録する場合は、「学位を追加」をクリックします。</big><br><br>
<big>&#10104;「ORCID自動取得設定」をクリックします。</big><br><br><br><br>
<big>&#10105;「決定」をクリックすると学位情報が更新されます。</big></td>
<big>「ORCID情報の活用」画面が表示されますので、設定パターンAの&#10102;~&#10105;の手順で設定を行います。</big><br><br>
</td>
</tr>
</tr>
</table>
</table>
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==='''● 機関事務担当者が行うエクスポート'''===
<br>
*<big>機関事務担当者は、機関データベースとresearchmapとの連携により、researchmapに登録されている研究者情報をエクスポートすることがあります。</big><br>
*<big>主所属の機関事務担当者が行うエクスポートは、各研究者の設定画面にある[[Researchmap利用者マニュアル/研究者用/マイポータル/研究者情報/研究者情報の編集等に関わる権限設定|権限設定]]により取得できます。</big><br>
*<big>その他の所属の機関事務担当者がエクスポートできるのは、「この機関に対して、登録した公開情報の一括ダウンロードを許可する」にチェックが入っている場合に限ります。</big>
<br>

2023年11月20日 (月) 13:10時点における最新版

ORCIDからの自動取り込み


● ORCIDからの自動取り込みとは


ORCIDからの自動取り込みとは、ORCIDとresearchmapのアカウントを連携させ、「ORCID情報の活用」を「自動でORCIDの論文情報を取り込む」と設定することで、ORCIDに登録してある論文データを自動的にresearchmapに取り込む機能です。

1.取り込み方
ORCIDからの自動取り込みでは、取り込んだ業績の業績種別は「論文」として、登録されます。
ただし、既に「MISC」に同じ業績が登録されている場合は、「MISC」の情報を更新することもあります。

ORCIDから取り込んだ論文データと同じ論文がresearchmapに既に登録されている場合は、既登録情報を更新します。
更新の方法は「ORCID情報の活用」画面で「ORCIDから取得した情報を信頼し、本人が登録した内容の不備の修正を許可する」(ORCIDの情報優先)または、「本人が登録した内容を優先し、ORCIDの情報で修正はさせない。不足している情報の補完だけ許可する」(本人の情報優先)を設定できます。

2.対象業績
ORCIDで業績データの公開範囲がEveryone(誰でも)である業績( Works(仕事))

ORCIDで業績データの公開範囲には、Everyone(誰でも)、Trusted parties(トラステッド・パーティへ公開)、Only me(私だけ)の3種があります。また業績には、Works(仕事)、Employment(雇用)、Education and qualifications(教育と資格)等、複数の種類があります。自動取り込みの対象となるのは、そのうち公開範囲が、 Everyone(誰でも)であり、かつ業績が、 Works(仕事)である業績のみです。「 Only me(私だけ)」「 Trusted parties(トラステッド・パーティへ公開)」である業績や「 Works(仕事) 」以外の業績は対象外です。

3.公開範囲が「 Trusted parties(トラステッド・パーティへ公開)」である業績をresearchmapに取り込む方法
マイポータルにログインし、「外部システムからのデータ取り込み」で、ORCIDを選択して、「トラステッド・パーティ公開情報を含む」にチェックを入れて該当業績を検索し、検索結果から取り込みます。

4.注意点
ORCID自動取り込み設定後、初回の自動取り込みが行われます(数日かかることがあります)。
それ以降は、ORCIDの情報が更新された際、researchmapへの取り込みが行われます。

自動取得の結果は、マイポータル上部に、業績の追加・更新として通知されます。AIや所属機関からの追加・更新と同じように、本人によって承認・却下(前の状態に戻す)することができます。


● ORCIDからの自動取り込み設定手順


ORCID から自動で論文データ(自動取り込み時は論文対応)を取り込むには、先にORCIDとresearchmapのアカウントを連携しておく必要があります。
ORCIDとresearchmapのアカウントの連携方法については、ORCIDとアカウント連携するをご覧ください。

ORCIDからの自動取り込みを開始するには、「ORCID情報の活用」画面で設定する必要があります。

ORCIDと未連携の場合は連携直後、連携済みの場合はORCID自動取り込みの設定を行うまで、ログイン直後に毎回、「ORCID情報の活用」画面が表示されますので、ここで設定を行います(設定パターンA)。

ログイン直後に表示された「ORCID情報の活用」画面で設定せず、スキップしても、以下の2つの設定パターン(設定パターンB、設定パターンC)で表示させることができます。

・設定パターンA:ORCIDと未連携の場合は連携直後、
          連携済みの場合はORCID自動取り込みの設定を行うまで、ログイン直後に毎回表示される
・設定パターンB:基本項目編集画面経由
・設定パターンC:権限設定画面経由

設定パターンにかかわらず、 「ORCID情報の活用」画面で、「自動でORCIDの論文情報を取り込む」を選択後、しばらく経つと自動取り込みが開始されます(数日かかることがあります) 。




● 設定パターンA: ORCIDと未連携の場合は連携直後、連携済みの場合はORCID自動取り込みの設定を行うまで、ログイン直後に毎回表示される設定パターン


1ORCID自動取り込み.png
ORCIDと未連携の場合は連携直後、連携済みの場合はログイン時に、左のような「ORCID情報の活用」画面が表示されます。

❶「自動でORCIDの論文情報を取り込む」にチェックします。

❷「ORCIDの論文情報を自動で反映する」か、「反映する前に本人が確認する」か選択します。

❸「ORCIDの情報を信頼し、本人が登録した内容の不備(タイポ等)の修正を許可する」か、「本人が登録した内容を優先し、ORCIDの情報で修正はさせない、不足している情報の補完だけを許可する」か選択します。

❹「決定」をクリックします。

これで、ORCIDからの自動取り込みの設定が完了しました。


● 設定パターンB:基本項目編集画面経由で表示される設定パターン


2ORCID自動取り込み.png
マイポータルにアクセスします。

❶「編集」をクリックします。


3ORCID自動取り込み.png
基本項目編集画面が表示されます。

❷ 画面下までスクロールし、「研究者番号、ORCID ID等のID項目」のタブをクリックします。



4ORCID自動取り込み.png
研究者番号、ORCID ID等のID項目画面が表示されます。

❸「ORCID自動取得を設定する」をクリックします。







「ORCID情報の活用」画面が表示されますので、設定パターンAの❶~❹の手順で設定を行います。



● 設定パターンC:権限設定画面経由で表示される設定パターン


5ORCID自動取り込み.png
マイポータルにアクセスします。

❶「設定」をクリックします。


6ORCID自動取り込み.png
アカウント設定画面が表示されます。

❷ 「権限設定」をクリックします。



7ORCID自動取り込み.png
権限設定画面が表示されます。

❸「ORCID自動取得設定」をクリックします。



「ORCID情報の活用」画面が表示されますので、設定パターンAの❶~❹の手順で設定を行います。