「Researchmap利用者マニュアル/研究者用/登録、更新/業績/業績の類似チェック」の版間の差分

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=='''業績の類似チェック'''==
=='''業績の類似チェック'''==


researchmapでは業績の重複登録を避けるため、新しく業績を登録または追加する際にその業績が既に登録されているかチェックを行っています。
<big>researchmapでは業績の重複登録を避けるため、業績を登録または編集する際に類似の業績が既に登録されているかチェックを行っています。</big><br>
 
<big>類似チェックは以下のいずれの登録方法においても行われますが、それぞれで動作が異なります。</big><br>
 
<big>また、類似チェックは業績の表示言語(日、英)にかかわらず行います。</big>
類似チェックはすべての業績で行います。
<br><br>
* 画面からの入力
* <big>[[#● 画面からの入力時 | 画面からの入力]]</big>
* 外部システムからのデータ取り込み
* <big>[[#● 外部システムからのデータ取り込み時 | 外部システムからのデータ取り込み]]</big>
* インポート
* <big>[[#● インポート・API | インポート・API]]</big>
* API
<br>
 
<big>※APIでの更新による類似チェック動作の指定方法については[https://researchmap.jp/outline/v2api/v2API.pdf API設計書]を参照してください。
 
</big>
<div class='rm-info'>
<br>
※APIは機関事務担当者の更新方法です。
:類似の指定方法、より詳細な動作についてはAPI設計書を参照してください。
</div>
 
また、類似チェックは業績の画面表示言語(日、英)にかかわらず行います。


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===1.類似チェック時の動作===
==='''1. 類似チェック時の動作'''===
画面からの入力時、外部システムからのデータ取り込み時、インポート・APIによる入力時それぞれで動作が異なります。
<big>ここからは以下を例に、類似チェック後の確認、更新方法について説明します。</big><br><br>


<big>更新方法:画面から新規登録</big><br>
<big>更新する業績:講演・口頭発表等</big><br>
<big>講演・口頭発表等の類似チェックの条件:講演・口頭発表等タイトル / 発表年月日(開催年月日)</big><br><br><br>


==== '''● 画面からの入力時''' ====
<table class="photobox2">
<tr>
<th>[[ファイル:業績の類似チェック1.jpg|左|link=]]</th>
<td><big>[[Researchmap利用者マニュアル/研究者用/マイポータル/マイポータルとは|マイポータルにアクセスします。]]</big><br><br>
<big>&#10102;「講演・口頭発表等」をクリックします。</big></td>
</tr>
</table>


==== 画面からの入力時 ====
:業績入力後に類似チェックが行われ、既登録データに類似が見つかった場合には、下記の登録方法を選択することができます。


<table class="photobox2">
<tr>
<th>[[ファイル:業績の類似チェック2.jpg|左|link=]]</th>
<td><big>&#10103;「追加」をクリックします。</big></td>
</tr>
</table>


[[ファイル:業績の類似チェック 登録方法.png|中央|750px|業績の類似チェック 登録方法]]


<table class="photobox2">
<tr>
<th>[[ファイル:業績の類似チェック3.jpg|左|link=]]</th>
<td><big>&#10104; 新規で登録する業績は、既登録業績と「タイトル」「講演者」「公開の有無」が同じです。枠で囲った項目が既登録業績と違います。</big></td>
</tr>
</table>


;入力データを主にマージ
:類似データ(既登録データ)を入力データで上書きして更新
;類似データを主にマージ
:類似データ(既登録データ)を優先して、既登録データにない情報を入力データで保管し更新
;入力データを強制追加
:類似データ(既登録データ)を無視して、強制的に入力データを新規登録


====外部システムからのデータ取り込み時====
<table class="photobox2">
:外部システムからのデータ取り込み時に既登録データで類似が見つかった場合は、外部システムから取り込んだデータを主に、既登録データにないデータを補完して更新します。
<tr>
<th>[[ファイル:業績の類似チェック4.jpg|左|link=]]</th>
<td><big>&#10105; 登録内容を確認し、画面最下部にある「決定」をクリックします。</big></td>
</tr>
</table>




<table class="photobox2">
<tr>
<th>[[ファイル:業績の類似チェック5.jpg|左|link=]]</th>
<td><big>決定をクリックすると、類似チェックが行われます。類似と判断された業績がある場合「類似データ確認」画面に移動し、既登録業績と新規登録業績の比較が表示されます。登録方法は下記3通りあります。</big><br><br>
<big>'''&#10106; 入力データを主にマージ'''</big><br>
<big>新規登録業績をベースとして、不足分は既登録業績から補完を行います。</big><br><br>
<big>'''&#10107; 類似データを主にマージ'''</big><br>
<big>既登録業績をベースとして、不足分を新規登録業績から補完を行います。</big><br><br>
<big>'''&#10108; 入力データを強制追加'''</big><br>
<big>既登録業績を類似とみなさず、新規登録業績を別業績として新規登録します。</big></td>
</tr>
</table>




====インポート・APIによる入力時====
<table class="photobox2">
:データ入力時に以下の更新方法のいずれかを指定して登録します。
<tr>
<th>[[ファイル:業績の類似チェック6.jpg|左|link=]]</th>
<td><big>「入力データを主にマージ」を選択すると、更新したデータが表示されます。</big><br><br>
<big>&#10109; 更新したデータを編集したい場合は、「編集」をクリックします。編集方法は[[Researchmap利用者マニュアル/研究者用/登録、更新/業績|利用者マニュアル]]をご覧ください。</big></td>
</tr>
</table>


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;強制追加
===='''● 外部システムからのデータ取り込み時'''====
:類似チェックは行わず、インポートしたファイルの業績を新規登録
<big>外部システムからのデータ取り込み時に既登録情報に類似が見つかった場合は、以下のいずれかを指定して登録します。</big><br><br>
;登録(入力データ優先)
:入力データを優先して既登録データにない情報を補完して更新
;登録(類似データ優先)
:類似データ(既登録データ)があった場合、類似データを優先して更新
;登録(追加・更新)
:類似データがあった場合にはエラーとし、類似データがなければ新規登録。APIは業績IDを指定した場合、入力データ優先で更新。
 


<big>'''登録しない'''</big><br>
<big>該当業績を登録しない</big><br><br>
<big>'''取り込みデータを主にマージ'''</big><br>
<big>外部からの取り込みデータをベースとして、不足分を既登録業績から補完する</big><br><br>
<big>'''類似データを主にマージ'''</big><br>
<big>既存の類似データをベースとして、不足分を外部からの取り込みデータから補完する</big><br><br>
<big>'''取り込みデータを強制追加'''</big><br>
<big>既登録業績を類似とみなさず、外部からの取り込みデータを別業績として新規登録する</big>
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===2.類似チェック内容===
====● '''インポート・API'''====
類似チェック判定内容は以下の通りです。
<big id="imp">データ入力時に以下の更新方法のいずれかを指定して登録します。</big><br><br>
特に指定がない限り、複数の類似条件のすべてを満たす場合に類似とみなされます。
また、空の(情報がない)項目はチェック対象としません。
重複がなければそのまま更新されますが、重複がある場合はメッセージが表示されます。


<big>'''マージ(追加・更新)'''</big> <font color=teal>insert (merge指定)</font><br>
<big>業績IDを指定した場合、一致する既登録情報を更新する(<font color=red>※推奨</font>)<br>
業績IDを指定しない場合、既登録情報に類似データがあればエラーとし、類似データがなければ新規登録する</big><br><br>
<big>'''類似データマージ(入力データ優先)'''</big> <font color=teal>insert (similar_merge指定) priority=input_data</font><br>
<big>既登録情報に類似があった場合、入力データをベースとして、不足分を既登録業績から補完を行う</big><br><br>
<big>'''類似データマージ(類似データ優先)'''</big> <font color=teal>insert (similar_merge指定) priority=similar_data</font><br>
<big>既登録情報に類似があった場合、既登録業績をベースとして、不足分を入力データから補完を行う</big><br><br>
<big>'''強制追加'''</big> <font color=teal>insert (force指定)</font><br>
<big>インポートファイルの中で、既登録情報に機関以外が登録/更新した類似データがあるデータを飛ばして、それ以外の業績の新規登録を行う</big><br>


[[ファイル:業績の類似チェック 類似チェック内容1.png|中央|類似チェック内容1]]
<div style="color:red;margin:20px;">※業績IDを指定しない一括更新では、researchmapの類似チェックにより既登録データのより類似しているデータを探して更新しますが、異なるデータを類似と判定する可能性があるため、業績IDを指定して更新する方法を推奨しています。</div>
 
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[[ファイル:業績の類似チェック 類似チェック内容2.png|中央|類似チェック内容2]]
 
 
※共通変換処理
入力データと既登録データを共に変換し、類似チェックを行います。
変換処理内容は以下の通りです。
 
 
* 全角ひらがな、半角カナを、全角カナに変換します。
* 全角英数字記号を半角英数字記号に変換します。
* 以下の環境依存のフォントによる数字を半角数字に変換します。
 
:[[ファイル:業績の類似チェック 環境依存数字.png|左|x40px|環境依存数字]]
 
 
* 全角スペースを半角スペースに変換します。
* 複数の連続した半角スペースを1つのスペースに変換します。
* 前後(頭、末尾)の半角スペースを取り除きます。
* 文末が以下の括弧で囲われていた場合、括弧内の文字中の数値以外の文字を取り除きま
* す。
** ( )
** [ ]
** { }
** 「 」
* 「ッ」、「ュ」、「ィ」の文字列は除去します。
* 以下の記号を残して、それ以外の記号を除去します。
[[ファイル:業績の類似チェック 除去記号.png|中央|除去記号]]
 
 
 
ここからは以下を例に、類似チェック後の確認、更新方法について説明します。
<div class='rm-info'>
更新方法新方法:画面から新規登録
 
更新する業績:講演・口頭発表等
 
講演・口頭発表等の類似チェックの条件:
 
[[ファイル:業績の類似チェック 講演口頭発表等の類似チェック項目.png|中央|講演口頭発表等の類似チェック項目]]
</div>
 
 
researchmapにログイン後、マイポータルを表示します。
 
 
「講演・口頭発表等」右にある[[ファイル:業績の類似チェック 編集ボタン.png|x30px|編集ボタン]]を押します。
 
 
[[ファイル:業績の類似チェック 講演口頭発表編集.png|中央|750px|講演口頭発表編集]]
 
 
[[ファイル:業績の類似チェック 追加ボタン.png|x30px|追加ボタン]]を押し、新規登録します。


<div class='rm-info'>
==='''2.類似チェック内容'''===
新規で登録するデータは、既登録データと「タイトル」「講演者」「公開の有無」が一緒です。
<big>類似チェックの判定内容については、[https://researchmap.jp/public/other-document/specification/similarity_check 類似チェックについて]を参照してください。
新規で登録するデータのうち、赤枠で囲った項目は既登録のデータと違います。
</big>
</div>


[[ファイル:業績の類似チェック 講演口頭発表等登録画面.png|750px|講演口頭発表等登録画面]]
<br><br><br>

2023年6月5日 (月) 11:21時点における最新版

業績の類似チェック

researchmapでは業績の重複登録を避けるため、業績を登録または編集する際に類似の業績が既に登録されているかチェックを行っています。
類似チェックは以下のいずれの登録方法においても行われますが、それぞれで動作が異なります。
また、類似チェックは業績の表示言語(日、英)にかかわらず行います。


※APIでの更新による類似チェック動作の指定方法についてはAPI設計書を参照してください。


1. 類似チェック時の動作

ここからは以下を例に、類似チェック後の確認、更新方法について説明します。

更新方法:画面から新規登録
更新する業績:講演・口頭発表等
講演・口頭発表等の類似チェックの条件:講演・口頭発表等タイトル / 発表年月日(開催年月日)


● 画面からの入力時

業績の類似チェック1.jpg
マイポータルにアクセスします。

❶「講演・口頭発表等」をクリックします。


業績の類似チェック2.jpg
❷「追加」をクリックします。


業績の類似チェック3.jpg
❸ 新規で登録する業績は、既登録業績と「タイトル」「講演者」「公開の有無」が同じです。枠で囲った項目が既登録業績と違います。


業績の類似チェック4.jpg
❹ 登録内容を確認し、画面最下部にある「決定」をクリックします。


業績の類似チェック5.jpg
決定をクリックすると、類似チェックが行われます。類似と判断された業績がある場合「類似データ確認」画面に移動し、既登録業績と新規登録業績の比較が表示されます。登録方法は下記3通りあります。

❺ 入力データを主にマージ
新規登録業績をベースとして、不足分は既登録業績から補完を行います。

❻ 類似データを主にマージ
既登録業績をベースとして、不足分を新規登録業績から補完を行います。

❼ 入力データを強制追加

既登録業績を類似とみなさず、新規登録業績を別業績として新規登録します。


業績の類似チェック6.jpg
「入力データを主にマージ」を選択すると、更新したデータが表示されます。

❽ 更新したデータを編集したい場合は、「編集」をクリックします。編集方法は利用者マニュアルをご覧ください。

● 外部システムからのデータ取り込み時

外部システムからのデータ取り込み時に既登録情報に類似が見つかった場合は、以下のいずれかを指定して登録します。

登録しない
該当業績を登録しない

取り込みデータを主にマージ
外部からの取り込みデータをベースとして、不足分を既登録業績から補完する

類似データを主にマージ
既存の類似データをベースとして、不足分を外部からの取り込みデータから補完する

取り込みデータを強制追加
既登録業績を類似とみなさず、外部からの取り込みデータを別業績として新規登録する


インポート・API

データ入力時に以下の更新方法のいずれかを指定して登録します。

マージ(追加・更新) insert (merge指定)
業績IDを指定した場合、一致する既登録情報を更新する(※推奨
業績IDを指定しない場合、既登録情報に類似データがあればエラーとし、類似データがなければ新規登録する


類似データマージ(入力データ優先) insert (similar_merge指定) priority=input_data
既登録情報に類似があった場合、入力データをベースとして、不足分を既登録業績から補完を行う

類似データマージ(類似データ優先) insert (similar_merge指定) priority=similar_data
既登録情報に類似があった場合、既登録業績をベースとして、不足分を入力データから補完を行う

強制追加 insert (force指定)
インポートファイルの中で、既登録情報に機関以外が登録/更新した類似データがあるデータを飛ばして、それ以外の業績の新規登録を行う

※業績IDを指定しない一括更新では、researchmapの類似チェックにより既登録データのより類似しているデータを探して更新しますが、異なるデータを類似と判定する可能性があるため、業績IDを指定して更新する方法を推奨しています。

2.類似チェック内容

類似チェックの判定内容については、類似チェックについてを参照してください。